Godot のインストール
Godot とは何か
Godot(ゴドー)は、ゲームを作るための無料のソフトウェアです。2D ゲームと 3D ゲームの両方を作ることができます。
Unity と似た役割を持っていますが、Godot はファイルサイズが小さく、インストーラーなしですぐに使い始められるのが特徴です。
OpenForge は Godot とも連携でき、AI の力でゲームのシーンやオブジェクトを操作することができます。
Godot はオープンソースソフトウェアであり、商用利用を含めて完全に無料で使えます。アカウント作成も不要です。
手順 1: Godot をダウンロードする
- ブラウザで
https://godotengine.org/download/を開きます。 - お使いの OS(Windows または macOS)に合ったダウンロードボタンが表示されます。
[Screenshot: Godot 公式サイトのダウンロードページ]
- ダウンロードボタンをクリックします。
ダウンロードページには「Godot Engine」と「Godot Engine - .NET」の 2 種類が表示されることがあります。
- Godot Engine(通常版): GDScript という Godot 専用の言語を使います。初心者にはこちらがおすすめです。
- Godot Engine - .NET: C# 言語を使えるバージョンです。C# の経験がある場合や、Unity から移行する場合に便利です。
迷った場合は、通常版(Godot Engine)を選んでください。
.zipファイルがダウンロードされます。
手順 2: Godot を展開(解凍)する
Godot は他のソフトウェアと違い、インストーラーがありません。ダウンロードした ZIP ファイルを展開(解凍)するだけで使えます。
Windows の場合
- ダウンロードした
.zipファイルを見つけます(通常は「ダウンロード」フォルダにあります)。 .zipファイルを右クリックします。- 「すべて展開...」をクリックします。
[Screenshot: ZIP ファイルを右クリックして「すべて展開」を選択している]
- 展開先を選択する画面が表示されます。わかりやすい場所に変更することをおすすめします。たとえば、以下の場所を指定してください。
C:\Godot
- 「展開」ボタンをクリックします。
[Screenshot: 展開先の選択画面]
- 展開が完了すると、フォルダが開きます。中に
Godot_v4.x-stable_win64.exeのようなファイルがあります。これが Godot の本体です。
[Screenshot: 展開されたフォルダ。Godot の実行ファイルが表示されている]
Godot の実行ファイルを右クリックして「その他のオプションを確認」>「送る」>「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選ぶと、デスクトップにショートカットが作られます。次回からデスクトップのアイコンをダブルクリックするだけで起動できます。
Mac の場合
- ダウンロードした
.zipファイルをダブルクリックします。自動的に展開されます。 - 展開された
Godot.appファイルを「アプリケーション」フォルダにドラッグ&ドロップします。
[Screenshot: Godot.app を Applications フォルダにドラッグしている]
- 「アプリケーション」フォルダから「Godot」をダブルクリックして起動します。
- 「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです」という警告が出たら「開く」をクリックします。
手順 3: Godot を起動する
Windows の場合
- 展開したフォルダ内の
Godot_v4.x-stable_win64.exeをダブルクリックします。- 「Windows によって PC が保護されました」と表示された場合は、「詳細情報」をクリックしてから「実行」をクリックしてください。
[Screenshot: Windows SmartScreen の警告画面と「詳細情報」のクリック位置]
Mac の場合
- 「アプリケーション」フォルダから「Godot」をダブルクリックします。
プロジェクトマネージャー画面
Godot が起動すると、「プロジェクトマネージャー」という画面が表示されます。ここでプロジェクトの作成・管理を行います。
[Screenshot: Godot のプロジェクトマネージャー画面]
手順 4: 最初のプロジェクトを作成する
- プロジェクトマネージャー画面で「New Project」(新しいプロジェクト)ボタンをクリックします。
[Screenshot: New Project ボタンを矢印で示している]
- 以下の設定を行います。
- Project Name: プロジェクトの名前を入力します。たとえば「TestProject」と入力します。
- Project Path: プロジェクトの保存先を指定します。「Browse」ボタンをクリックして、わかりやすい場所を選んでください。
- Renderer: 描画方式を選択します。よくわからない場合は「Forward+」のままで構いません。
[Screenshot: プロジェクト作成画面。各項目に入力している]
- 「Create & Edit」(作成して編集する)ボタンをクリックします。
- Godot のエディターが開きます。
手順 5: エディターの画面を理解する
Godot のエディターが開くと、いくつかのエリアに分かれた画面が表示されます。
[Screenshot: Godot エディターの全体画面。各エリアにラベルが付いている]
ビューポート(画面の中央)
3D 空間(または 2D 空間)が表示されるメインのエリアです。ここでゲームの世界を確認・編集します。画面上部に「2D」「3D」「Script」「AssetLib」というタブがあり、表示を切り替えられます。
シーンパネル(画面の左上)
現在のシーン(ゲームの場面)に含まれるノード(オブジェクト)の一覧が表示されます。Godot ではすべてのオブジェクトを「ノード」と呼び、ツリー構造(親子関係)で管理します。
インスペクター(画面の右側)
選択したノードのプロパティ(設定値)を表示・編集するエリアです。位置、サイズ、色などを変更できます。
FileSystem パネル(画面の左下)
プロジェクト内のファイルとフォルダが表示されます。画像、音声、スクリプトなどのリソースはすべてここに表示されます。
出力パネル・デバッガー(画面の下部)
ゲームの実行結果やエラーメッセージが表示されます。タブを切り替えて「Output」(出力)や「Debugger」(デバッガー)を確認できます。
手順 6: プラグインのインストール場所を確認する
OpenForge の Godot 連携プラグインなどを使うとき、プラグインはプロジェクトフォルダ内の addons フォルダに配置します。
- Godot エディターの左下にある「FileSystem」パネルを確認します。
- プロジェクトのルート(一番上の階層)に
addonsフォルダを作成します。- FileSystem パネルの
res://を右クリックします。 - 「New Folder...」(新しいフォルダ)をクリックします。
- フォルダ名に
addonsと入力して「OK」をクリックします。
- FileSystem パネルの
[Screenshot: FileSystem パネルで右クリックして New Folder を選択している]
- プラグインをインストールするときは、この
res://addons/フォルダの中にプラグインのフォルダを配置します。
res:// は Godot のプロジェクトフォルダのルート(一番上の階層)を表す特別なパスです。たとえば res://addons/ は、プロジェクトフォルダの中にある addons フォルダを意味します。パソコンのファイルシステム上の実際の場所は、プロジェクトの保存先によって異なります。
- プラグインを配置した後は、Godot エディターの「Project」メニュー >「Project Settings...」>「Plugins」タブで、プラグインを有効にする必要があります。
[Screenshot: Project Settings の Plugins タブ]
OpenForge のセットアップ手順で必要になったときに、ここに戻ってきてください。
よくあるエラーと対処法
エラー 1: 「Windows によって PC が保護されました」と表示される
Godot はインストーラーを使わないため、Windows のセキュリティ機能(SmartScreen)が警告を表示することがあります。
- 「詳細情報」というテキストをクリックします。
- 「実行」ボタンが表示されるので、クリックします。
これは Godot が危険なソフトウェアだからではなく、Windows が「見慣れないプログラム」に対して警告を出しているだけです。Godot は公式サイトからダウンロードしていれば安全です。
[Screenshot: SmartScreen の警告画面。「詳細情報」をクリックした後の「実行」ボタン]
エラー 2: Godot が起動しない(Mac)
macOS のセキュリティ設定が原因の場合があります。
- 「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」を開きます。
- 画面の下のほうに「"Godot" は開発元を確認できないため、使用がブロックされました」というメッセージが表示されています。
- 「このまま開く」をクリックします。
エラー 3: 画面の文字が小さすぎる
高解像度のディスプレイを使っている場合、文字が非常に小さく表示されることがあります。
- 「Editor」メニュー >「Editor Settings...」を開きます。
- 左側の一覧から「Interface」>「Editor」を選択します。
- 「Display Scale」の値を大きくします(例: 150% や 200%)。
- Godot を再起動すると反映されます。
まとめ
ここまでの作業で以下が完了しました。
- Godot のダウンロードと展開(解凍)
- Godot の起動とプロジェクトの作成
- エディターの画面構成の理解
- プラグインのインストール場所(
res://addons/)の確認
これで Godot を使った作業を始める準備が整いました。