Blender のインストール
Blender とは何か
Blender は、3D モデル(立体的な形)を作ったり、アニメーションを付けたりするための無料のソフトウェアです。プロの映画やゲームの制作現場でも使われています。
OpenForge では、Blender と連携して AI の力で 3D モデルを作成・編集することができます。
Blender はオープンソースソフトウェアであり、商用利用を含めて完全に無料で使えます。アカウント作成も不要です。
手順 1: Blender をダウンロードする
- ブラウザで
https://www.blender.org/download/を開きます。 - 画面に大きな「Download Blender」ボタンが表示されます。お使いのパソコンに合ったバージョンが自動的に選ばれています。
[Screenshot: Blender 公式サイトのダウンロードページ。大きな青いダウンロードボタンが表示されている]
- 「Download Blender」ボタンをクリックします。
- ファイルのダウンロードが始まります。ファイルサイズは約 300 MB あるので、数分かかることがあります。
特に理由がなければ、ダウンロードページに表示される最新の安定版(Stable)をそのまま使ってください。
手順 2: Blender をインストールする
Windows の場合
- ダウンロードした
.msiファイル(例:blender-4.x.x-windows-x64.msi)をダブルクリックします。 - 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されたら「はい」をクリックします。
[Screenshot: Windows のユーザーアカウント制御ダイアログ]
- インストーラーが起動します。
画面 1: Welcome(ようこそ)
- 「Next」をクリックします。
[Screenshot: Blender インストーラーの Welcome 画面]
画面 2: License Agreement(ライセンス契約)
- 「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れます。
- 「Next」をクリックします。
[Screenshot: ライセンス同意画面]
画面 3: Custom Setup(カスタムセットアップ)
- 何も変更する必要はありません。
- 「Next」をクリックします。
[Screenshot: カスタムセットアップ画面]
画面 4: Ready to Install(インストール準備完了)
- 「Install」をクリックします。
- インストールが始まります。
[Screenshot: Install ボタンが表示された画面]
画面 5: Completed(完了)
- 「Finish」をクリックします。
[Screenshot: インストール完了画面]
Mac の場合
- ダウンロードした
.dmgファイル(例:blender-4.x.x-macos-arm64.dmg)をダブルクリックします。 - 新しいウィンドウが開きます。Blender のアイコンを「Applications」フォルダにドラッグ&ドロップします。
[Screenshot: Mac のインストール画面。Blender アイコンを Applications にドラッグしている]
- Finder で「アプリケーション」フォルダを開き、「Blender」をダブルクリックして起動します。
- 「インターネットからダウンロードされたアプリケーションです」という警告が出たら「開く」をクリックします。
手順 3: Blender を初めて起動する
Windows の場合
- デスクトップにある「Blender」のショートカットアイコンをダブルクリックします。
- アイコンが見つからない場合は、
Windows キーを押して「Blender」と入力し、表示されたアプリをクリックしてください。
- アイコンが見つからない場合は、
Mac の場合
- 「アプリケーション」フォルダから「Blender」をダブルクリックします。
初回起動時の画面
Blender を初めて起動すると、中央にスプラッシュスクリーン(起動画面)が表示されます。
[Screenshot: Blender の初回起動時スプラッシュスクリーン]
- 言語設定が表示される場合があります。「Language」から「Japanese (日本語)」を選択できます。
- 日本語にすると、メニューなどが日本語になりますが、チュートリアルは英語版が多いため、英語のままにしておくことも選択肢の一つです。
- スプラッシュスクリーン以外の場所をクリックすると、スプラッシュスクリーンが閉じて、Blender の作業画面が表示されます。
手順 4: 画面の構成を理解する
Blender の画面には多くのボタンやパネルがありますが、最初に覚えるべき部分だけを説明します。
[Screenshot: Blender のメイン画面。各エリアにラベルが付いている]
3D ビューポート(画面の中央)
画面の大部分を占める、3D 空間が表示されているエリアです。初期状態では灰色の立方体(キューブ)、カメラ、ライトが配置されています。ここで 3D モデルの作成や編集を行います。
アウトライナー(画面の右上)
シーン内のすべてのオブジェクト(立方体、カメラ、ライトなど)が一覧で表示されます。Unity の Hierarchy パネルと同様の役割です。
プロパティパネル(画面の右側)
選択したオブジェクトの設定(位置、サイズ、マテリアルなど)を表示・編集するエリアです。縦に並んだアイコンのタブで、表示する情報を切り替えます。
タイムライン(画面の下部)
アニメーションを作成するときに使うエリアです。最初は使わないので、気にしなくて大丈夫です。
N パネル(サイドバー)
3D ビューポートの右端に隠れているパネルです。キーボードの N キーを押すと表示・非表示を切り替えられます。選択したオブジェクトの位置や回転、大きさを数値で確認・変更できます。
[Screenshot: N パネルが表示された状態の 3D ビューポート]
手順 5: 基本的な操作方法を覚える
Blender の操作にはマウスのホイール(中ボタン)を多用します。
Blender はマウスの中ボタン(ホイールクリック)を頻繁に使います。ノートパソコンのトラックパッドだけで操作するのは難しいため、ホイール付きの外付けマウスを使うことを強く推奨します。
視点の操作
| 操作 | やり方 |
|---|---|
| 視点を回転する | マウスの中ボタン(ホイール)を押しながらマウスを動かす |
| ズームイン・ズームアウト | マウスのスクロールホイールを回す |
| 視点を平行移動する | Shift キーを押しながら、マウスの中ボタンを押しながらマウスを動かす |
実際にやってみましょう。
- マウスカーソルを 3D ビューポートの上に置きます。
- マウスのホイールをクリックしたまま(押し込んだまま)、マウスを左右に動かしてみてください。視点がぐるぐると回転します。
- ホイールを前後に回すと、ズームイン・ズームアウトします。
Shiftキーを押しながらホイールをクリックしたままマウスを動かすと、上下左右に視点が平行移動します。
[Screenshot: 3D ビューポートで視点を回転させている様子]
オブジェクトの選択
- 立方体(キューブ)をマウスの左ボタンでクリックしてみてください。
- オブジェクトの周りにオレンジ色の枠が表示されたら、そのオブジェクトが選択された状態です。
[Screenshot: 立方体が選択され、オレンジ色の枠が表示されている]
オブジェクトの移動
- オブジェクトを選択した状態で、キーボードの
Gキーを押します。 - マウスを動かすと、オブジェクトが一緒に動きます。
- 好きな位置でマウスの左ボタンをクリックすると、その位置に確定されます。
- やめたい場合は、マウスの右ボタンをクリックするか
Escキーを押すとキャンセルできます。
手順 6: アドオンのインストール場所を確認する
OpenForge の Blender 連携プラグインなどをインストールするとき、アドオン(拡張機能)の設定画面を使います。場所を確認しておきましょう。
- 画面の上のメニューバーから「Edit」(編集)をクリックします。
- 一番下の「Preferences...」(プリファレンス / 設定)をクリックします。
[Screenshot: Edit メニューが開かれ、Preferences が強調されている]
- 設定ウィンドウが開きます。
- 左側のメニューから「Add-ons」(アドオン)をクリックします。
[Screenshot: Preferences ウィンドウ。左側のメニューに Add-ons が表示されている]
- ここがアドオンの管理画面です。右上の「Install...」ボタンから、ダウンロードしたアドオンファイル(
.zipや.py)をインストールできます。
[Screenshot: アドオン管理画面。Install ボタンの位置を矢印で示している]
今の段階ではアドオンをインストールする必要はありません。OpenForge のセットアップ手順で必要になったときに、ここに戻ってきてください。場所だけ覚えておけば十分です。
よくあるエラーと対処法
エラー 1: Blender が起動直後にクラッシュする
- グラフィックドライバーが古い可能性があります。Windows の場合、「デバイスマネージャー」からグラフィックカードのドライバーを更新してください。
- パソコンのグラフィック性能が Blender の最低要件を満たしていない場合があります。公式サイトのシステム要件を確認してください。
エラー 2: 画面が真っ黒になる
- 3D ビューポートで視点が遠くに行ってしまっている可能性があります。テンキー(キーボードの右側にある数字キー)の
Homeキー、またはメニューの「View」>「Frame All」をクリックすると、すべてのオブジェクトが見える位置に視点が戻ります。 - テンキーがない場合は、アウトライナーでオブジェクトをダブルクリックすると、そのオブジェクトにフォーカスします。
エラー 3: マウスの中ボタンが反応しない
- ノートパソコンのトラックパッドでは、中ボタンクリックが使えないことがあります。
- 「Edit」>「Preferences」>「Input」で「Emulate 3 Button Mouse」にチェックを入れると、
Altキー + 左クリックで中ボタンの代わりになります。
[Screenshot: Emulate 3 Button Mouse の設定画面]
まとめ
ここまでの作業で以下が完了しました。
- Blender のダウンロードとインストール
- 画面構成の理解(3D ビューポート、アウトライナー、プロパティパネル、N パネル)
- 基本操作の習得(視点の回転、ズーム、平行移動、オブジェクトの選択と移動)
- アドオンのインストール場所の確認
これで Blender を使った作業を始める準備が整いました。