BlenderからUnityへ
OpenForge MCPのユニークな特徴の1つが、複数のアプリケーションをまたいだ操作ができること。このチュートリアルでは、Blenderでベンチを作り、それをUnityのシーンに配置するまでの流れを体験しよう。
この機能のすごいところ
通常、BlenderからUnityにモデルを持っていくには、こんな手順が必要になる。
- Blenderでモデルを作る
- FBX形式でエクスポートする
- Unityのプロジェクトフォルダにファイルをコピーする
- Unityでインポートされたモデルを確認する
- シーンにドラッグ&ドロップする
- 位置やサイズを調整する
OpenForge MCPを使えば、これをAIとの会話の中でシームレスに進められるよ。
チュートリアル: ベンチを作ってシーンに配置する
パート1: Blenderでベンチを作る
あなた:
Blenderで公園のベンチを作りたい。座面の幅は1.5メートル、奥行き0.4メートル、地面からの高さは0.45メートルで
AIの動き: Blenderで新しいオブジェクトが作られる。座面となる平たいボックスが指定のサイズで配置されるよ。
あなた:
背もたれもつけて。座面の後ろ側から高さ0.5メートルくらい、少し後ろに傾けて
AIの動き: 座面の後方に、少し傾斜した背もたれが追加される。
あなた:
脚は4本の金属パイプにして。黒い金属のマテリアルで
AIの動き: 4本の円柱が脚として配置され、ブラックのメタリックマテリアルが適用される。
あなた:
座面と背もたれには明るいナチュラルウッドのマテリアルを設定して
AIの動き: 座面と背もたれに木目調のマテリアルが適用される。
確認してみよう。
あなた:
レンダープレビューでスクリーンショットを見せて
Unity に持っていく前に、Blender上で仕上がりを確認しておこう。Unityに移した後で修正するより、Blenderの段階で直す方が楽だよ。
パート2: Unityに持っていく
ここからがOpenForge MCPの真骨頂。
あなた:
このベンチをUnityにインポートして
AIの動き: 裏側で以下のことが自動的に行われる。
- BlenderのモデルがFBX形式でエクスポートされる
- ファイルがUnityプロジェクトのAssetsフォルダにコピーされる
- Unityがファイルを認識してインポートする
これだけで、あなたがやることは何もない。AIに一言伝えるだけでOK。
あなた:
インポートできた? 確認のスクリーンショットを見せて
AIの動き: Unityのプロジェクトウィンドウに、インポートされたベンチのモデルが表示されているスクリーンショットが返ってくる。
パート3: シーンに配置する
あなた:
そのベンチをシーンの位置 (3, 0, 2) に配置して
AIの動き: インポートされたベンチのプレハブ(テンプレート)がシーン上の指定座標に配置される。
あなた:
Y軸を90度回転して、通路に向くようにして
AIの動き: ベンチが回転して向きが変わる。
あなた:
もう1つ同じベンチを反対側の (3, 0, -2) にも置いて。向かい合わせになるように
AIの動き: 同じベンチがもう1つ配置されて、最初のベンチと向かい合う形になる。
あなた:
2つのベンチが見える角度でスクリーンショットを撮って
会話の流れを振り返る
今回の一連の操作を、会話の流れとして振り返ってみよう。
| 順番 | あなたが言ったこと | AIがやったこと | どのアプリで |
|---|---|---|---|
| 1 | ベンチを作って | 座面を作成 | Blender |
| 2 | 背もたれをつけて | 背もたれを追加 | Blender |
| 3 | 脚をつけて | 脚を作成 | Blender |
| 4 | マテリアルを設定して | 質感を適用 | Blender |
| 5 | Unityにインポートして | エクスポート、コピー、インポート | Blender → Unity |
| 6 | シーンに配置して | シーン上に配置 | Unity |
| 7 | 回転して | 向きを調整 | Unity |
| 8 | もう1つ置いて | 複製して配置 | Unity |
1つの会話の中で、BlenderでもUnityでも操作できているのがわかるよね。アプリの切り替えを意識する必要がないのがポイント。
裏側で何が起きているの?
仕組みが気になる人のために、簡単に説明するね。
あなた → AI → OpenForge MCPサーバー → Blender / Unity
AIはあなたの指示を受け取ると、それが「Blenderの作業」なのか「Unityの作業」なのかを判断する。そして、OpenForge MCPサーバーを通じて適切なアプリケーションに指示を送るんだ。
「インポートして」のような複数アプリにまたがる操作の場合は、MCPサーバーが間に入って、以下の手順を自動で処理する。
- Blender側でエクスポートを実行
- ファイルをUnityプロジェクトの適切な場所にコピー
- Unity側でインポートを実行
あなたはこの流れを知らなくても全然大丈夫。「インポートして」の一言で済むからね。
この連携機能は、OpenForge MCPが対応しているアプリケーション間で利用できる。BlenderとUnityの組み合わせが最も一般的だけど、対応アプリは今後も増えていく予定だよ。
こんなときに便利
クロスアプリ連携が特に活きるシーンをいくつか紹介するよ。
オリジナル家具でインテリアシーンを作る
あなた:
Blenderでモダンな丸テーブルを作って → Unityのカフェシーンに配置して
キャラクターの小道具を作る
あなた:
Blenderで魔法の杖を作って → Unityのキャラクターの手の位置に配置して
建築パーツをカスタマイズする
あなた:
Blenderでアーチ型の窓枠を作って → Unityの建物の壁にはめ込んで
- Blenderで作ったマテリアルは、Unityに持っていくと見た目が少し変わることがある。Unity側で微調整が必要になる場合があるよ
- 複雑すぎるモデル(ポリゴン数が非常に多いもの)は、インポートに時間がかかることがある
- BlenderとUnityの両方が起動している状態で操作してね
まとめ
このチュートリアルで学んだこと:
- Blenderで作ったモデルをAIの一言でUnityに持っていける
- アプリの切り替えを意識せずに、会話の流れの中で操作できる
- 裏側ではMCPサーバーがエクスポート、コピー、インポートを自動処理している
次は、作業の「セーブとロード」について学ぼう。